一般定期検診について
一般定期健康診断
一般定期健康診断の検査内容は以下のような検査を行い、健康のチェックを行っています。
尿検査
主に膵臓と腎臓の機能を知るための検査で糖尿病、腎炎の発見の手がかりとなります。
更に尿管、膀胱、尿道などの病気の有無も調べます。
身長体重測定
- 肥満度
- 最高139mmHg/最低89mmHg
身長と体重を測って肥満度を出し、太りすぎ、やせすぎをみます。
肥満は、成人病の温床で高血圧症、動脈硬化症などになりやすく脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。
無理のない運動と食生活改善で標準体重に近づけるよう努力が必要です。
血圧測定
- 血圧の基準値
- 理想体重(kg)=(身長(m))2×22
高血圧はその殆どが原因のはっきりしない本態性高血圧と腎臓や内分泌などの病気が原因で起るものとに分れます。
高血圧症は動脈硬化が起りやすく、心疾患を始め全身疾患の原因となることが心配されます。
心電図検査
心臓の異常を波形でチェックします。
心筋の異常、不整脈、心臓肥大、冠動脈硬化の有無が判ります。
胸部X線検査
胸部X線検査を行い、結核、肺炎、気胸、胸水、肺がん、心肥大、大動脈瘤、側湾症、骨折などの異常がないか確認します。
貧血検査
赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値の各項目の数値を調べて貧血など主に血液の異常を知るための検査です。
また、白血球数は細菌やウィルスの感染、炎症をチェックする検査です。
肝機能検査
GOTとGPTは肝臓の機能をチェックする検査です。またGOTは心臓の病気、とくに心筋梗塞の発見に大きな威力を発揮します。
γ-GTPはアルコール性肝障害、胆管ガンなどの発見の手がかりとなります。
血中脂質検査
高血圧症、高脂血症、動脈硬化などの有無を調べる検査です。
総コレステロールは、動脈硬化の進み具合を調べるのに欠かせない検査です。
中性脂肪は身体にとって効率的なエネルギー源ですが、増えすぎると肥満や脂肪肝の原因となります。
便潜血検査
消化管からの出血の有無を調べる検査で口から食道、胃、腸を経て消化管のどこかに出血があれば便潜血反応は陽性(+)となります。
大腸ガンの早期発見に重要な検査です。